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インターネットの普及に伴う国際化・多言語化によって、ビジネス系の文書やWEBサイトの翻訳に対するニーズが高まっています。
一言で「翻訳」と言っても、訳し方は極めて高度な言語能力を必要とし、また合わせて翻訳する文書内容・ジャンルに対する予備知識が必要なケースがあります。
自動翻訳ソフトを利用したことのある人はお分かりと思いますが、簡単な口語体であれば何となくそれっぽく翻訳されるが、少し込み入った専門的な用語や言い回しが入ると、途端に意味不明な訳文に変わってしまい、失笑した経験があるかと思います。
そこで、多言語への翻訳に失敗しないために、翻訳会社の正しい選び方をご紹介します。
■翻訳会社を選ぶ前の大事なポイント
翻訳会社探しをする前に、依頼したい文書や読み手について情報を整理しておきましょう。
1.訳文の読み手は誰かを定める。
翻訳した訳文の読み手はどんな人たちなのか。IR情報文書であれば一般投資家、技術資料であればそのジャンルの専門家、会議資料であれば社内役員、WEBサイトであれば一般消費者といった具合です。一番見落としがちな点ですが、読み手を明確に定めることで、訳者も読み手のターゲットに合わせた翻訳作業が行えるようになります。
2.文書の分野を明確にする。
訳者によってジャンルの得意・不得意があります。ジャンルによって専門用語を駆使する必要性が高いためです。簡単に言ってしまえば(あり得ないと思いますが)、コンピューターの得意でない訳者が、「CPU」という記述を「中央演算装置」等と訳してしまうような状態です。
翻訳会社によっては、訳者のプロフィールや得意分野をWEBサイトで紹介している所もありますので参考になるでしょう。
3.希望する仕上りのレベルを決める。
これも訳者のレベルに左右されるポイントですが、仕上りレベルを定めないと出来上がった訳文が思いのほかレベルが低くなり、トラブルの元となります。
前述1の訳文の読み手を定めることに加え、原文に忠実な翻訳か、読み易くなるような意訳か、大体の意味がわかる程度の簡約かを明確にしましょう。
4.文書の文字数(枚数)を把握する。
翻訳会社は概ね、文字数をベースに料金を決めていきます。詳細に1文字単位で把握する必要はないですが、大体5000文字前後、1ページあたり400文字×20枚など、概算の文字数を把握しておきましょう。
5.スケジュール(納期)を決める。
出来る限り余裕のあるスケジュールで行いたいものですが、場合によっては緊急性が高いこともあります。発注後1週間以内、何月何日午前中まで必須、などのように希望納期を伝えられるようにしましょう。
また、スケジュールに余裕がある場合に値引きを行ってくれる翻訳会社もあります。
6.翻訳の文体を決める。
どんな語調・文体で訳して欲しいかを決めます。日本語に訳す場合は、です・ます調か、だ・である調かです。英語の場合は、米国式か英国式か、中国語の場合は、中国式(簡体字)、台湾・香港式(繁体字)かです。
もしよくわからないようであれば読み手が誰かを明確にした上で、翻訳会社に相談してみましょう。
7.図表がある場合、図表内の翻訳を行うか決める。
原稿に図表がある場合、図表内に文章が入っていることがあると思います。入稿時の原稿フォーマットにもよりますが、翻訳の作業とは別にDTPソフトでの作業が発生することがありますので、図表内の翻訳も必要かどうかを決めておきましょう。
8.入稿・納品のフォーマットを決める。
入稿や納品の際のフォーマットが、書類か、それともデジタルデータ(WORD文書、EXCEL文書、POWERPOINT文書、テキスト等)なのかを決めておきます。
この他にも、依頼者の環境特有の用語(社内用語、業界用語、固有名詞など)をまとめた
用語集を用意すると、仕上りが上がるようです。
■翻訳実績やサンプルを確認する。
翻訳会社の翻訳実績や翻訳サンプルを確認してみましょう。また、見積りを取る前に、得意分野についての実績や経験を詳しく尋ねてみるのも忘れずに。
明らかにWEBページにも記載していないジャンルは経験が少ないか、翻訳者のスタッフ数が少ない、つまり品質管理体制が万全でない場合があります。
価格面や納期面も重要な要素ですが、最終的な訳文の品質で読み手の印象がまるで違いますので十分に品質管理についても確認しておきましょう。
翻訳は即ち、翻訳者の質といっても過言ではありません。つまり、良い翻訳会社=良い翻訳者のいる会社ということです。
大事な文章を国際的なコミュニケーションに使うための重要な任務としての翻訳です。それには1回限りの依頼ではなく、あなたのビジネスを理解して最も効果的な翻訳を行ってくれる良い翻訳会社を見つけてください。
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